IDOL×IDOL STORY! 5巻 麗ちゃんと仲良くなった依吹ちゃん
本音を言い合った事で
少し仲良くなった依吹ちゃんと麗ちゃん。
漫画感想レビュー第7回は
『IDOL×IDOL STORY!』5巻です。
作者は得能正太郎さま。
IDOL×IDOL STORY!のあらすじ
世界的ソロアーティスト音星アリアが企画する
サバイバルアイドルオーディション
スーパースターシップ
通称スタシプ。
渚美海は22歳の大学生。
インディーズのアイドルグループ
ステラを辞めて燻っていた美海。
アイドルグループシュガースマイルを脱退した
七種依吹17歳に誘われて
スタシプから再びアイドルとして
メジャーデビューを目指す。
IDOL×IDOL STORY! 5巻 感想レビュー
華鈴ちゃんの卒業式
5巻は華鈴ちゃんの子役時代の回想シーンから。
楽屋でママの九重専務を待つ華鈴ちゃん。
華鈴ちゃんの隣に座った
光ちゃんが慰めます。
そして現代。
華鈴ちゃんは
スーパースターシップのクルーズ船を降りて
九重専務と
新幹線で高校の卒業式に向かいます。
九重専務は仕事優先で
華鈴ちゃんの卒業式には
一度も来た事がありませんでしたが
高校の卒業式は休みが取れました。
怪しげな男性が後ろの席で
華鈴ちゃんを見ているのが不穏です。
卒業シーズンの2週間は
船が東京近郊に停泊するので
卒業式に出席したいオーディションメンバーは
船を降りる事が出来ます。
不公平にならないように
卒業式のない者も
全員必ず1日は外出する事が
義務付けられました。
場面は変わって次は火花ちゃんの卒業式。
火花ちゃんも華鈴ちゃんと同じ18歳で
高校3年生。
兄貴達とママも一緒で
火花ちゃんは家族に愛されているようです。
毒親の九重専務とはずいぶん違いますね。
そして愛音ちゃんは自宅で
亡くなったママに高校が決まった事を報告。
中学のセーラー服が可愛い。
卒業式が終わって
下級生に制服のボタンを全部あげた華鈴ちゃん。
凄い人気。
スタシプのオーディションメンバーでは下位でも
高校では当然人気は上位です。
新幹線の後ろに座っていた
怪しげな男性が華鈴ちゃんに声を掛けます。
週刊雲母の烏と名乗った男性。
OMの重役であり
プロデューサーでもある九重専務が
光ちゃんのデビューを
斡旋していると言い出した烏。
OMはOTOBOSHI
MUSICの略。
わざわざ華鈴ちゃんに
言う事はないと思いますが
華鈴ちゃんは
少なからず動揺したようです。
翼さんの乳首
シャワーをあびている翼さん。
男性キャラのサービスシーンは
いらないかな。
烏と通話。
どうやら烏は翼さんの仕込みだったようです。
華鈴ちゃんを動揺させて
オーディションから落とすのが目的。
それより気になるのは翼さんの乳首。
乳首というか乳輪が描かれています。
何故女の子の乳首は頑なに描かないのに
男性キャラの翼さんの乳輪は描くのか!?
麗ちゃんと仲良くなった依吹ちゃん
クルーズ船では黒星組がトレーニング中。
合宿二次審査の星取り戦テストの
黒星組のメンバーは
依吹ちゃん、朱璃ちゃん、偏ちゃん、愛音ちゃん
麗ちゃん、紬ちゃん、小雪ちゃんです。
まとめ役がいないので
バラバラな黒星組。
ここで麗ちゃんの回想シーン。
2年前は高2で
黒髪ツインテールが初々しい麗ちゃんです。
麗ちゃんは
現在Uチューバーとして活動していますが
高校生の頃は
アイドル養成所の練習生だったようです。
今度ドームライブをする
パフォーマンス集団「神楽」の
バックダンサーとしてオファーされた
麗ちゃんと澪ちゃん。
澪ちゃんは
麗ちゃんと同じ養成所の練習生です。
麗ちゃんと澪ちゃんは
神楽の合宿に参加するのですが
練習が厳しくて
澪ちゃんはついて行けません。
澪ちゃんを気遣って
一緒に辞めようと言う麗ちゃんですが
頑なな澪ちゃんは
合宿に残りました。
神楽がやりがい搾取を
していると思った麗ちゃんは
一人で合宿を抜けて
帰ります。
その結果
東京ドームの神楽のライブステージに
バックダンサーとして立つ事が出来た
澪ちゃん。
逃げた事でドームライブを逃した麗ちゃんは
悔し涙を流します。
回想終わり。
一度逃げた経験のある麗ちゃんは
スタシプの黒星組に
何も言う資格がないと
思っているのでした。
ちゃらんぽらんに振舞っているのには
理由があったんですね。
ダンスルームで
車座になって話し合う黒星組。
しばし逡巡して意見を言う事にした麗ちゃん。
たとえば
小雪ちゃんが星取り戦テストの
選抜メンバーの5人に入っていていいのか
とか言い出しました。
星取り戦テストの団体戦で
勝てるメンバーは
歌が上手い愛音ちゃん、紬ちゃん
そしてダンスが上手い朱璃ちゃん。
これは4巻でアリアさんが指摘しています。
黒星組の現時点での選抜メンバーは
大将から順番に
依吹ちゃん、愛音ちゃん、小雪ちゃん
麗ちゃん、偏ちゃんです。
確実に取れるのは愛音ちゃんの1勝だけ。
星取り戦テストでは白星組と黒星組で
負けた方の1人が脱落。
今の選抜メンバーで負けたとき
責任を持てるのか
黒星組のメンバーに問い詰める
麗ちゃん。
5人の選抜メンバーに
愛音ちゃん、紬ちゃん、朱璃ちゃんを
入れたほうが
勝てる可能性が高いのは意見が一致しています。
しかし依吹ちゃんは
選抜メンバーに選ばれた麗ちゃんに
デビュー目指してるんなら
私が勝つって言いなよ！と発破を掛けました。
主役っぽい。
やっぱり
主人公は依吹ちゃんですね。
女好きの変態ですが。
本音を言い合った事で
少し仲良くなった依吹ちゃんと麗ちゃん。
麗ちゃんは
今の鬼太郎カットはやめて
高校生のときの黒髪ツインテールに
戻した方が良いと思います。
19歳でツインテールは痛いかな!?
いやまだ行ける。
フィギュアスケート出身の紫織ちゃん
白星組は
暫定の選抜メンバーの5人に
補欠が挑戦して
勝ったら入れ替えという仕組みです。
白星組の暫定の選抜メンバー5人は
大将から順番に
律ちゃん、紫織ちゃん、光ちゃん
優梨ちゃん、火花ちゃん。
補欠はミミ助、華鈴ちゃん、鈴ちゃん。
ダンスルームで
副将の優梨ちゃんに挑戦して
負けてしまった
ミミ助。
優梨ちゃんが良かった方に手を挙げたのは
華鈴ちゃん、火花ちゃん、律ちゃん、光ちゃん。
ミミ助が良かった方に手を挙げたのは
紫織ちゃんと鈴ちゃんです。
紫織ちゃんは
ミミ助と優梨ちゃんが
何回勝負しても
ミミ助の方に手を挙げています。
疑問に思った鈴ちゃんへの
紫織ちゃんの回答は
ミミ助の方が曲の内容を表現してると
思ったから。
優梨ちゃんに聞こえるように
皆の前で言ってしまう紫織ちゃん。
とぼけた態度ですが
芯は強そうです。
この子好きですね。
残って欲しい。
火花ちゃんと同室の紫織ちゃんは
部屋で語ります。
紫織ちゃんはフィギュアスケート出身。
フィギュアで勝つために
しないといけないことと
紫織ちゃんがしたいことの折り合いが付かずに
フィギュアを辞めてしまいました。
火花ちゃんはバレエ出身。
小さい頃からいろいろ習い事をしては
すぐ嫌になって辞めています。
紫織ちゃんと火花ちゃんは
最初からアイドルを目指していた
生粋のアイドルでは
ありません。
挫折の経験がある
紫織ちゃんと火花ちゃんは
共感し合って
仲良くなりました。
紫織ちゃんも火花ちゃんも
部屋では眼鏡ですね。
依吹ちゃんと律ちゃんも
部屋では眼鏡ですし
スタシプのオーディションメンバーは
意外な眼鏡率の高さ。
スマホの見過ぎでは!?
アリアさんの15人組手
アリアさんと組手をする事になった
オーディションメンバー。
組手と言っても
柔道の組手ではなく
星取り戦テストの
本番前の模擬試合です。
アリアさんとオーディションメンバーが
歌で対決します。
まずは白星組から。
1番手は火花ちゃん。
先鋒らしく
最初に手を挙げました。
先鋒の曲は「全力疾走少女」。
空気が振動しているような
アリアさんの歌に圧倒される火花ちゃん。
2番手は華鈴ちゃん。
華鈴ちゃんに
アイドルとしての素質がある事は
合宿1次審査の4×4チームバトルのステージで
わかっています。
しかし華鈴ちゃんには
ママの事を気にしすぎる精神面の弱さがあります。
アリアさんは
ダンスルームに九重専務を呼んで
華鈴ちゃんのママの九重専務の前で
華鈴ちゃんに歌わせました。
中堅模擬戦は「化け物のうた」。
自分の歌にがっかりしている九重専務を見て
華鈴ちゃんはあっさり壊れました。
酷い。
ちょっと
翼さん、アリアさん、九重専務で
華鈴ちゃんを
痛め付け過ぎでは!?
18歳の女の子ですよ？
18歳は現代日本では成人とされていますが。
華鈴ちゃんは早く
ママから卒業した方が良いですね。
ミサイルみたいなおっぱいの律ちゃん
続いて
紫織ちゃん、光ちゃん
鈴ちゃん、律ちゃんと
順番にアリアさんと歌います。
律ちゃんはOMの練習性なので
アリアさんの評価は高いです。
律ちゃんの評価が高いのは
おっぱいが大きいからと考えられます。
アリアさんは女好きの変態なので。
ミサイルみたいなおっぱいの律ちゃん。
『IDOL×IDOL STORY!』5巻の表紙が
千馬律ちゃんです。
できることを淡々とやっているだけで
見ていて退屈という理由で
律ちゃんに
特別に課題を与えたアリアさん。
大将ではなく先鋒で歌うというのが
律ちゃんへの課題です。
白星組の先鋒は火花ちゃん。
律ちゃんが先鋒を歌うには
火花ちゃんに
勝たなくては
ならなくなりました。
次はミミ助と優梨ちゃんと同時に歌って
優梨ちゃんを壊したアリアさん。
更に次は黒星組に行って
愛音ちゃんを壊します。
まるで台風。
才能の違いを見せ付けて
オーディションメンバーを
壊して回った
アリアさん。
アリアさんに勝てるぐらいじゃないと
アイドルとしては輝けないので
仕方ないのですが
容赦ないですね。
アイドルは遊びじゃなくて
ショービジネスなので学校の部活とは違います。
生粋の美少女じゃなかった依吹ちゃん
アリアさんが
オーディションメンバーを
壊して回った
『IDOL×IDOL STORY!』5巻。
スタシプメンバーの圧倒的な毒親率の高さ。
自分の子供に子役をやらせた上に
褒めずに放置の九重専務。
夢ちゃんは
ママのアイドルになる夢を背負わされて
「夢」なんて名前を付けられていて
最早呪いです。
アリアさんに至っては
親に捨てられてしまいました。
アイドルを目指す
なんていう子は
ちょっと一般の家庭の子とは
違う境遇なのかも。
アリアさんは超放置型の
毒親生まれ
毒親育ちのせいで
人間を壊すのはお手の物。
単純に女好きなので
女の子の苦痛に歪む表情が見たいという
ドSな気質とは
ちょっと違う気がします。
もっと闇が深そう。
今回はアリアさんと同じ
女好きの変態の
依吹ちゃんの
目立った活躍はありませんでした。
麗ちゃんと仲良くなったぐらいでしょうか。
依吹ちゃんのハーレムに麗ちゃんが加わって
ミミ助、朱璃ちゃん、小雪ちゃん、麗ちゃん
依吹ちゃんの5人組で
デビューというのもありですね。
いや、なしで。
ネタバレですが
依吹ちゃんは実は
小学生の頃は太っていて
生粋の美少女という訳ではありませんでした。
依吹ちゃんの美少女への憧れは
その辺から来ているのかも知れません。
1巻でコンビニで
「たけのこの侵略」を買っていたのは
依吹ちゃんが太っていた事の
伏線だったんですね。
3巻で掛けている眼鏡を落としたのも。
掛けている眼鏡を落とすなんて
どんなゆるゆるな眼鏡だと思いましたが
太っていた頃から使っていた眼鏡なら
納得です。
依吹ちゃんが脱退した
シュガースマイルのエース
妃菜里ちゃんは
生まれながらの美少女。
努力しなくても
求められチヤホヤされて来た子だと推測出来ます。
逆に太っていた依吹ちゃんは
努力により痩せて
歌とダンスを頑張らなければ
求められずチヤホヤもされなかったんですね。
シュガースマイルのメンバーと
依吹ちゃんで
アイドル活動の熱量の差で対立したのは
幼少期の可愛さの差。
シュガースマイルの
他のメンバーも
妃菜里ちゃん側だから
妃菜里ちゃんに付いたんですね。
依吹ちゃんは将来
アリアさんみたいになると
思っていたんですがアリアさんと比べると
依吹ちゃんの闇は浅そうです
COMIC FUZ IDOL×IDOL STORY!
https://comic-fuz.com/manga/3140IDOL×IDOL STORY! 5巻 試し読み
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